サンクゼールワイナリーの一番人気のワイン、ナイアガラ。その材料となるナイアガラぶどうが、今年もはるばる北海道から到着いたしました。ワインは生の果実から作るため、秋の収穫の時期が一年でもっとも忙しい日々。ナイアガラは一番人気のワインだからこそ、大型トラック4台分の果実が連日届き、ヴィニュロン達が仕込みに精を出します。
10月初旬、ワイナリーに近づくと、ナイアガラぶどうの甘い香りが漂ってきました。トラックから降ろされるコンテナの中をのぞくと、透き通った黄緑色のぶどう達が光に当たり、キラキラと輝いていました。こんなにきれいで、こんなに美味しそうなんだ!とびっくり。
一粒食べてみると、ぶどうのフレッシュな味わいが口いっぱいに広がります。生食としても人気の品種ですので、そのままでも十分美味しいです。
何よりも驚いたのは、ワインのナイアガラは、ナイアガラぶどうを食べたときの香りと味わいが、そのまま残っていることに気づいたから。
今年のナイアガラの新酒も、この果実の美味しさがそのまま発揮されると思うと、わくわくしてきます。
ワイン用品種としても知られるシャルドネと比較してみました。
写真の左がシャルドネ、右がナイアガラぶどうです。
比べてみるとシャルドネより一粒一粒が大きいのが分かります。生食用品種と、ワイン用品種の違いは、粒の大きさにも表れています。
でも、両方とも、とても美味しく個性のあるワインに仕上がると思うと、サンクゼールのヴィニュロン達の職人技に感動します。
そして、原料のぶどうが届いたら、すぐに果汁にして仕込みが始まります。届いたコンテナの中に入ったぶどうを、つぎつぎと手作業で搾汁機に入れて、どんどん絞っていきます。
左の画像はナイアガラのしぼりたてのジュース。甘く、フレッシュな香りが、より強く醸造所の中を漂います。飲みたい!!という想いが伝わったのか、ヴィニュロンのひとりがグラスにジュースをついでくれました。
嬉しい!
さっそく搾りたてのナイアガラぶどう100%のジュースをいただきます!
「おいしすぎる…なんて贅沢な一杯なんだ…」
と感動し、そのまま最後まで飲み干してしまいました。
このナイアガラぶどう達がナイアガラブランになって、みなさまにお届け出来るように心を込めて作ってまいります。
完成までお楽しみに!