地域経済の発展
サンクゼールは創業当初より、長野県飯綱町の自然環境や農産物を生かした製品づくりを行い、
地域の人々とのつながりの中で、地域経済の発展につとめてきました。
また、当社ブランドのひとつ「久世福商店」の事業を通じ、
全国各地の地域資源を生かした食品産業振興に寄与しています。
関連するSDGs
飯綱町産りんごのシードル・蒸留酒づくり
長野県・飯綱町の豊富な資源であるりんごを使って、シードルや蒸留酒(ブランデー)を商品化する取り組みを行なっています。地元生産者の皆様と連携しながら、りんごの品種や製造方法にこだわり、世界に誇れるシードルと蒸留酒(ブランデー)を作りつづけています。
サンクゼールとシードルづくり
長野県飯綱町は、県内でも有数のりんごの産地。寒暖差の大きな環境で育った飯綱町のおいしいりんごで仕込んだシードルは、華やかな香りとすっきりとした飲み心地が特徴です。 2003年、本格的にシードルを醸し始めた当初は年間数百本ほどの生産量でしたが、今では町や農家の皆様のご協力を得て年間約40,000本まで増えました。毎年、シードルの新酒が販売される時期には、生産者の皆様をお招きした交流会「いいづなシードルガーデン」を開催。 飯綱町内のりんご農家とシードル醸造家が飯綱町産りんごとシードルのおいしさの理由を語り合う座談会を行うなど、飯綱町産製品の魅力を広く発信しています。
サンクゼールの蒸留酒づくり
サンクゼールが飯綱町でスタートした当初から、創業者の久世が思い描き続けていた、りんごの蒸留酒作り。2015年、 地域資源を活かした産業発展を目的とした取り組みとして、飯綱町の豊富な資源であるりんごを使って、飯綱町の企業であるサンクゼールが蒸留酒を作るプロジェクトが発足しました。 りんご蒸留酒の本場フランス・ノルマンディーへ「カルヴァドス」づくりの視察へ行ったり、ノルマンディーから「カルヴァドス」の造り手を招致したりなど、様々な取り組みが積極的に行われました。2017年4月ドイツから取り寄せた蒸留器がサンクゼールに設置され、同年5月より飯綱町産りんごを使ってサンクゼールで初めてりんご蒸留酒の製造が行われました。サンクゼールのみならず、飯綱町にとって新しい歴史の幕開けとなりました。
「久世福商店」を通じた地域の食品産業振興支援
全国各地で愛される食品を
生産者様とともに伝えるブランド
“ザ・ジャパニーズ・グルメストア”がコンセプトの当社ブランド「久世福商店」では、日本各地の地元で愛される誇り高き生産者の皆さんと一緒に開発した、だし・調味料・冷凍食品・お菓子などを取り揃えています。
地域のこだわりのものづくりを、全国のお客様に伝えていく。この久世福商店の事業そのものが、地方の豊かさを創出し、地域活性化につながっていくことを目指しています。
全国各県とのパートナーシップ協定
島根県とサンクゼールが
パートナーシップ協定を締結
2021年3月、島根県の食品産業振興に関するパートナーシップ協定書を締結しました。島根県内の食品製造事業者は比較的小規模な企業が多いため、自社単独での商品開発や販路開拓には限界があり、これまで商工団体等と連携して企業に寄り添った支援を進めてこられました。一方でサンクゼールは、ワイン用ぶどう(農産物)の栽培から、食品の製造、販売まで、食品に関わる1次から3次産業までを行っており、産直型のオンラインモール「旅する久世福e商店」も有します。このように島根県内の食品製造事業者の経営基盤の強化や販路拡大を図りたいという島根県の考えと、食品や地域の伝統産業の振興を通じた、地方創生や社会貢献の想いを持つサンクゼールの考えが一致し、協定締結の運びとなりました。
奈良県とサンクゼールが
パートナーシップ協定を締結
2017年9月、サンクゼールと奈良県は産業振興と地域活性化への貢献・協力を目的として、地域連携協定を締結しました。以来、全国の「サンクゼール」「久世福商店」の店舗において、奈良県産商品の販売や、奈良県産食材を使った料理提供を行い、店舗を訪れるお客様に県産材と県産食材の魅力を広く発信。一方で、奈良県からは良質な県産材、県産農産物、加工品の情報や商品提供を支援していただき、サンクゼールと奈良県において継続的に良好な協力関係を築いています。