弊社を代表してご挨拶申し上げます。
私たちは、「サンクゼール」「久世福商店」「MeKEL(メケル)」という3つのブランドで全国に約160店舗を構え、またネットショップを通じて、全国の皆さまに、こだわりのおいしい食品をお届けしています。私たちの本拠地は長野県にあります。長野県の飯綱町と信濃町では、ぶどうの栽培からワイン醸造までを行い、ワインやジャム、調味料、ドレッシングなど幅広い食品を自社でつくっています。また、日本全国の地域で500社を超える生産者さまがサンクゼールとつながり、こだわりの商品を一品一品、手間暇かけてつくっています。
さらには、海外へ安心・安全でおいしい食品を追求するため、米国オレゴン州でオーガニック商品を生産するまでに至っています。私たちがお客さまに、より良いおいしさを提供するため追求してきた結果が今のサンクゼールです。今後もお客さまの「愛と喜びのある食卓」のために事業を展開してまいります。
弊社の始まりは、長野県北端に位置する斑尾高原にて、創業者夫妻が慎ましく始めた小さなペンションです。40年以上前に夢と希望を持って東京から長野へ移り住んだ若き創業者夫妻の物語は、ここから始まりました。りんごの生産で有名な北信州の片隅にありました。辺り一面の銀世界、雪深い一軒家の小さなペンション。その中で育まれた家族の温かさがありました。創業夫人は愛する家族のため、子供たちのために、地元長野のりんごで手作りしたりんごジャムを食卓に出していました。食卓には家族の笑顔がありました。その原点は、今も昔も変わることがありません。サンクゼール・ブランドは、創業の原点のお母さんの愛情と食卓を囲む家族の笑顔を表しています。
私たちは、創業以来、家族で囲む食卓を笑顔溢れた豊かなものにしたいと願い、農場から食卓まで安心・安全な状態で、おいしい食品をご家庭にお届けすることをずっと続けてまいりました。私たちのお客さまのご期待にさらにお応えしていくために、一つ一つの商品を愛し、お買い上げくださるお客さま一人一人を大切にする「商品経営」という考え方を軸に、皆さまに愛される商品づくりをこれからも行ってまいります。
最後に、私たちは、創業者の想いを引き継ぎ、継続していくことを企業の中核と考え、理念経営を実践しています。サンクゼールの経営理念を守り、全社員で大切に共有しています。一人の企業人、商人である前に、一人の人間として誠実でありたい、素直でありたい、いつもどんな時でも感謝を伝えられる人でありたいと願っています。経営理念や創業者の想いを共有した社員は様々な分野で伸び伸びと活躍しています。サンクゼールを信じ、若い時から裁量ある仕事を任されることで、自分で考え、チームをつくり、試行錯誤する中で、力が発揮され、大きく成長していきます。私にとって誇らしい存在です。
2人から始まったサンクゼールの物語は多くの人に支えられ、今もなお、私たちのストーリーとして続いています。皆さまにおかれましては、私たちサンクゼールを今後ともご支援下さいますようによろしくお願い致します。
株式会社サンクゼール
代表取締役 社長
※サンクゼールの経営理念→