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久世福商店のこれから

2013年に久世福商店の1号店が開店。2015年に久世直樹副社長がアメリカに渡り、2017年に久世福商店の姉妹ブランド“KUZE FUKU & SONS”を立ち上げました。詳しくはこちら

最終談の今回は、国内で愛され、日本の素晴らしい食文化や食材を海外に伝える久世福ブランドのこれからを3人に聞きました。

対談中の様子 株式会社サンクゼールオフィスにて

世界へのチャレンジ 覚悟の思い出

———これから、海外でも大きく成長していきそうですね。

久世良三会長(以下:良三):そうですね。アメリカでは現在、コストコさんとの信頼関係が強く築けてきているところです。他の小売店さんや問屋さんとも関係ができて、とても順調ですね。アメリカだけではなく、台湾にも商品が広がり始めて。ほかの国へ進出する話が進んでいて、予想していた以上のスピードで広がっていることを本当に嬉しく思います。

将来的には、ヨーロッパの方々にも受け入れていただけたらとも思っています。時間はかかるでしょうけれど、それぞれの国で最適なパートナーを見つけながら歩んでいきたいですね。

アメリカのコストコで並ぶ KUZE FUKU & SONSのなめたけ

久世直樹副社長(以下:直樹):そうですね。アジア圏も、ヨーロッパへも広げていくことが十分にできる可能性があると思っています。

一つ、海外事業において私が大切にしている思い出があります。アメリカの事業が始まったときの話です。私は、アメリカから長野の本社へ事業拡大のためにとある打診をしていました。オレゴン州の元々ジャム工場だった施設を私たちが譲り受けたいという内容です。

あまりにも大きな金額でリスクもあるチャレンジでしたので、社内の調整もとても難しい局面に入っていました。そんな折、社内の取締役会で当時社長だった良三さんが手を挙げて「自分は、グローバルな展開に大きな可能性があると思っている。自分の退職金を返上してでもこのアメリカの投資を進めてほしい」と言ってくれました。

そのおかげで買収が進み、工場が取得できたおかげで、現在アメリカ国内で人気のゆずみそのたれやゆずのジャムなど100種類くらいの商品を製造し、お届けすることができています。

このようなサンクゼールという会社の創業者の覚悟と、働く僕たちの強い思いがあってこのグローバル展開があったと思っていますし、これからも、絶対に逃げずに進めていきたいと思っています。

久世福商店から 愛と喜びのある食卓をいつまでも

———では、最後にこれからの久世福商店について今の思いをお聞かせください。

直樹:私たちサンクゼールのコーポレートスローガンでもあるように「愛と喜びのある食卓をいつまでも」、日本と世界で一人でも多くのお客様に久世福商店の商品を通じてお届けしていきたいと思っています。

その上でサンクゼールに在籍するひとりひとりのメンバーも、生産者の皆様も幸せになっていけるような道を進んでいけたらいいですね。

左から久世良太社長 久世良三会長 久世直樹副社長 長野県信濃町 サンクゼールの森にて

久世良太社長:そうですね。今、日本全国で500社くらいの生産者の方々と一緒に取り組みをしていますが、これからももっと皆様の助けになりたいと思います。例えば、久世福商店と一緒に商品を開発することによって、チャレンジしていなかったことにチャレンジできたり、売り上げが上がって新たな設備投資や事業を継いでくれる人が出てきたりと事業が好転していくきっかけになれたらいいですね。

そして、久世福商店を世界でも日本でも、お客様にとって大切で愛着をもっていただけるブランドとしてこれからも育てていきたいと僕も思っています。

何か和食を作りたいと思ったときに、久世福に行けば何かしらいい素材に巡り合えるという信頼感。あとは、例えばお子様と一緒に料理をする際に使ってもらえたり、「おじいちゃんと食べた久世福のあれおいしかったね」と言ってもらえたりと、家族の思い出に刻まれたら嬉しいですね。

皆様にとって愛に満たされた温かな食事、家族とのつながりを感じられるシーンの手助けをする。そんなブランドに進化していきたいなと思っています。

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